世界はまわると言うけれど

呼吸法、コーヒー、占いなど日々感じたことを綴っています。

呼吸法の目的はなんだろう

先日マインドフルネスに関する記事を読んだ。呼吸法もマインドフルネスと共通することがあると思っているのでどんな内容なのか気になった。
最初読んだ時にどこか違和感を感じた。
何回か読み返しているうちにどこに違和感を感じているかがわかってきた。

目的を間違えている

「マインドフルネス」と称したリラクゼーション方法が注目されて久しい。社員の健康状態を改善し、生産性を上げるとされ、大企業も福利厚生の一環として瞑想などを取り入れることが増えた。

リラクゼーションを目的としていることが違うと思う。心が落ち着いたり気持ちの整理ができて生産性が上がるというのはあくまでの副産物。本質的な目的は自己との対話だと思っている。自己と対話をして行動を振り返ったり目標を立てたりする。

一歩離れて考えることができるから客観的に物事を見れるようになって心が落ち着いたり整理ができる。時にはとても大事な発見をすることでテンションがあがる場合もある。自分は心の底ではこんなことを考えていたのかと驚いたときは何度かある。

見ないようにしていた気持ちに気づくのは悪いことなのか

「幼少期のトラウマを思い出し、パニックに陥る人も増えています。本来、経験を積んだトレーナーだけが指導にあたるべきなのです」

経験を積んだトレーナーが何を指すのかわからないが、経験のある人だから大丈夫と考えている時点でどこか違う感じがする。きっかけは必要かもしれないけれども、自己との対話なのだから本人の自由にしたらいいと思う。

トラウマを思い出したりとあるけれども思い出すということは本人にとって必要なことなのかもしれない。 心の奥底においやって見ないようにしていたこと、感情に蓋をしていることかもしれない。 その蓋をしていた事柄と向き合って湧き出てくる感情を味わい尽くさないかぎり、また別の形になって現れることがあるかもしれない。

実際どうかはわからないところはあるけれど、なにもかもネガティブな視点で見るのもどうかと思う。

さいごに

呼吸法やマインドフルネスは自己と向き合い、自己を見つめ直すためのツールでしかない。 これをちゃんと伝えていれば何が起きても大丈夫だと思う。 「10秒で吸って20秒で吐く」とか小手先の技術にも惑わされないようになると思う。