世界はまわると言うけれど

呼吸法、コーヒー、占いなど日々感じたことを綴っています。

NOZY COFFEEのディスカバリーセミナーに参加してきた!

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先日NOZY COFFEEさんのディスカバリーセミナーに参加してきました。たくさんのコーヒーと講師の方の素敵なお話でお腹がいっぱいになりました。

セミナーの内容はこんな感じでした。

  1. カッピングでスペシャルティコーヒーとコモディティコーヒーの違いを体験!
  2. From Seed to Cupのお話
  3. フレンチプレスとエスプレッソのテイストの違いを体験

スペシャルティコーヒーとコモディティコーヒーの違いってどんなの?

まずよく名前を聞くスペシャルティコーヒーとコモディティコーヒーは実際にどんな違いがあるのか?というのを体験しました。それもカッピングで! カッピングを体験できると聞いてちょっとワクワクした。 カッピングはそこまで縁がないのかなと勝手に決めつけて触れていなかったけれど、こんな形でプロの方に教えてもらえるなんで贅沢だなとちょっと感じた。最初に誰からどのように教わるかというのは技術を習得する上で重要な要素ではないのだろうか。テンションが違ってくる。

カッピングのやり方はシンプルで簡単だった。 下記のよううなカップにコーヒー粉10gを入れ、熱湯を110ccぐらい入れてアクをとる。 アクをとるスプーン捌きがとても滑らかだった。あまりにもキレイにとっていたのでちょっと感動した。

www.fac.co.jp

その後飲める温度まで冷ましたら、スプーンでズズッ!とすする。お蕎麦を食べる時のような感覚に似ている。別にすすらなくてもよいが、すすった時に液体が口の中で霧状になって風味を感じやすくなるらしい。

初めてのカッピングを体験した正直な感想は…そんなに違いがわかんない!何か違いがあるなというのはわかるけれども、どんな違いがあるのか、Aがこんな風味でBがこんな風味なんて表現ができない。

単純に経験が無いから仕方だないのだろう(仕方がないと決める!)。 普段から風味の違いを意識してコーヒーを飲んでいないから味覚が育っていないのだと思う。 どんなフレーバの種類があるのか一度俯瞰してみたいな。

From Seed to Cup

カッピングのコーヒーを冷ましている間にFrom Seed to Cupの話があった。 どこでコーヒーノキが育ち、そういう処理が施されて消費国のカップの中のコーヒーになるかという話。 だいたいは知っていた内容だったけれどハニープロセスという精製処理を初めて知った。

ハニープロセスとは

ムシラージ(ミュシレージ)という粘質物(下図参照)を残して乾燥させる方法。 ねばねばがはちみつを連想させるからハニープロセスと呼ぶらしい。 ムシラージの残す割合でイエローハニー、レッドハニー、ブラックハニーと名前が付いている。 どこかで見かけたら買ってみたいな。

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コーヒーの科学 「おいしさ」はどこで生まれるのか (ブルーバックス)から引用。情報が濃い一冊です。コーヒーにハマっている人は一度読んでみると面白い発見があると思いますよ。

フレンチプレスとエスプレッソのテイストの違いを体験

おそらく本セミナーの目玉、1つの豆をフレンチプレス、エスプレッソ、アメリカーノ/ラテと様々な抽出方法でのコーナーを体験してテイストがどのように変わってくるかという体験!

フレンチプレスはレシピ通りに淹れれば誰でも同じように淹れることができる抽出方法。 一方エスプレッソは粉の量、タンピングによって味が変わる抽出方法。職人技のようなところがありそうです。(こんなに繊細な抽出方法だとは知らなかった…)

次から次へとたくさん出てくるのでどれがどんな味だったかちょっと混乱したけど、どれも美味しかった!

中でもエスプレッソは非常に驚いた! こんなに酸味が強く出るものだんだとびっくりした。 ただ苦くて濃いものという印象しかなかった。

コーヒーの新たな世界を知ってしまった…。嬉しいやら悲しいやら…。エスプレッソマシンを買おうかな…。

全体的な感想

非常に満足した内容でした。 本やネットで知って自分で体験するのもいいけれど、熟練した人達の技を体験するのは非常にいい経験になる。

他にもカッピングやラテアートのセミナーがあるので日が合えば参加してみたいな。
NOZY COFFEEさんのセミナーは速攻で席が埋まるから早めに予約が必要…。

www.nozycoffee.jp

おまけ

あと非常に印象的だったのがバリスタさんが淹れている時の動作がすごくかっこよかった。 一つ一つの所作が美しくて見とれてしまっていた。 真剣な人の所作は見ていて気持ちいいものがある。