世界はまわると言うけれど

呼吸法、コーヒー、占いなど日々感じたことを綴っています。

まだ「のの字を描くように...」と考えながらコーヒーをドリップしているの?

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おいしいコーヒーを淹れたいと思って、
おそらくドリップを始めた多くの人が
見聞きしたことがあるだろう言葉。

のの字を描くようにお湯を注ぐ

今も「のの字を描くように...」と考えながら淹れていますか?
どうして「の」の字なのかと、疑問に思ったことはありますか?

「の」の字だけを意識しているのだと、
おそらく上達することは難しい。

大事なことはいかに味を引き出すか

コーヒーの成分を上手に抽出することができて、おいしいコーヒーが出来る。
上手に抽出する1つに「ゆっくり細く注ぐ」というのがある。

ドバっと一気に注いだコーヒーを飲んだことはありますか?
もう一度飲みたいという気持ちにはならないはずです。

ゆっくり注ぐことでコーヒーの成分を引き出すことができる。
でもゆっくりのイメージが違うから、
「のの字を描くように...」という表現を使っている。

「のの字を描くように...」と意識すると何も考えずに注ぐより注意深くなる。
ましてや字を書こうと考えているのだから細く注ぐことになる。

結果的にゆっくり注ぐという形になる。
これが「のの字を描くように...」と言われている理由だろうと思う。

一口にコーヒーと言ってもいろいろある

コーヒーのことを勉強していくと、色々な種類があることに気づく。
浅煎り、深煎りなどの焙煎具合。
ブラジルやグアテマラなどの産地。
ナチュラルやウォッシュドの精製法。

同じ豆なんてないんだなと知っていく。
違う豆なんだからコーヒーの成分の引き出し方も変わってくる。

「のの字を描くように...」と同じ調子で淹れることは、
目の前のコーヒー豆と向き合わずに、
ただやり方だけを真似ている状態。

目の前のコーヒー豆のことを考えて、
どういう風に抽出したら上手に引き出せるだろうと、
色々なことを考えるはず。

そうやっていくと上達するだろう。
そういう自分もまだ道の途中。
精進あるのみ。。。