火星の人・オデッセイの感想
会社の中で話題になっていたので原作を読んで映画も見に行ってきました。
本・映画それぞれに良いところがあったのでまとめてみます。
あらすじ
事故で火星に1人取り残された主人公ワトニー。
最初は死んだと思われていたが実は生きていたことがわかる。
NASAの精鋭たちがワトニーを救出方法を考える。
様々なトラブルに見舞われる中、はたしてワトニーは助かるのか。
原作の読みどころ
とにかくユーモアに溢れている!
ユーモアがなければ心が折れてすぐに諦めていたのかもしれない。
ユーモアの力ってすごいな…。
ちなみに映画ではユーモア溢れる部分が大幅にカットされている感じでした。
他には具体的な数字がでていること。
何日分の食料、1日に必要なカロリー、電力や酸素など色々数字がでてくる。
科学が好きな人はわくわくするのではないだろうか。
- 作者: アンディウィアー
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2014/09/30
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映画の見どころ
映像がきれい
はじめは映画を見るつもりはなかったが、本のあとがきにこんなことが書かれていた。
NASAの全面協力を得て、火星の風景や、宇宙船内の無重力環境を完璧に視覚化していると伝え聞く。
この一文を読んでしまったら見に行かないわけにはいかない。
「NASAの全面協力」なんだから宇宙の映像は期待できると思った。
実際に映像はため息がでそうなくらいきれいだった。
映像化されている
宇宙のイメージ、特に探査機などのイメージは普段触れることなんてないからどんな形なのかということを想像しにくい(できないといってもいい)。 そういうところがばっちり映像化されているので楽しめる。
全体的な感想
絶望的な立場に立たされた時、諦めてしまうか立ち向かっていくのか。
出てくる人物ほとんど全員後者だったように思う。
現実をとてもよく見ている。よく見て徹底的に考えて、考えた結果見えてきたわずかな希望を頼りに今できることを必死にやっていく。必死にやっていった結果が物語の結末だった。
正直なところ映画で楽しめたのは映像だけだった。ストーリーはかなり削られていた気がする。原作を読んでいないとちんぷんかんぷんだろうなと思う箇所が結構あった。
小説を映画化した作品は悪い意味で期待を裏切られる事が多い。 原作が良すぎる分映像が残念だったなとよく感じる。