原作がある映画やドラマの楽しみ方を考えてみた
ここ半年ぐらいの中で小説・マンガを映画化・ドラマ化した作品をいくつか見てきた。
- 掟上今日子の備忘録
- 無痛~診える眼~
- オデッセイ
- エヴェレスト 神々の山嶺
上記の4つは原作を読んだ上で映像を見た。
映像ならではの魅力はあって楽しめたけれど、
どこか違うなぁ…原作の方が面白いなぁという感想を抱いてしまって目の前の映像にのめり込めなかった。
オデッセイやエヴェレスト 神々の山嶺は原作では体験することができない火星や宇宙、8000mの山の映像を見ることができた。 これは非常に良かった。逆にいうと見どころがそこぐらいしかなかったともいうことができる。
↓の記事を読んでいて原作がある映像はやっぱり楽しめないのだろうかと思っていた。
でも、最近天地明察という小説を読んでこういう順序なら原作があったも楽しめるのではという気がしてきた。
天地明察を簡単にまとめると江戸時代の改暦の話。
数学が好き、星が好きという人にはたまらない内容だと思う。
天地明察は小説からではなく映像から入った作品。
暦ってこんな風に作られたんだ…と感動した。
その後で原作の小説を読んだ。
小説の中には映画では出てこなかった神道の話だったり、入念な根回しや布石の話だったり細かなところがあり、映像とはまた違った感動があった。
それとは別に映像で見た俳優さん達を登場人物に置き換えている部分があって想像しやすかった。
映像では省略されていた部分はどうなっていたのだろうかともう一度DVDを見たくなった。きっとまた違う楽しさがあるんだろうなと想像している。
同じ作品で2度3度楽しめるなと気付いて、原作があるものはまずは映像を先に見て、後で原作を読んで楽しむようにすれば「期待はずれだったなぁ」という気分にならなくてすむのではないかなと思い浮かんだ。
原作と比較するなと言われるかもしれないけれど、どうしてもどこか比較をしてしまうものだと思う。ならば比較をしても楽しめる方法を選ぶようにすればいいんだと思う。
原作を読んだ後に映像化が決まった場合は…諦めよう。
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