世界はまわると言うけれど

呼吸法、コーヒー、占いなど日々感じたことを綴っています。

どん底に落ちた体験をしたからこそ気づくことがある

photo by Moyan_Brenn

今日は1月24日。1月もあと残りわずか。
どこか少し中だるみしている感覚があった。
久々に友達とご飯を食べ、話をし、やりたいことがはっきりして少しモチベーションがあがったり新しいアイディアがでてきたりと前に進めるきっかけがあった一日。

でもどこか止まっている感覚があった。
一歩目は出たけど二歩目が踏み出せていない感覚。
そんな時塩沼亮潤さんの動画が二歩目を踏み出すきっかけとなった。
塩沼亮潤さんは大峯千日回峰行を達成した人。48kmの山道を千日間歩く。雨や嵐などの悪天候であろうが下痢や高熱の体調不良であろうが関係なくひたすら歩く。そんな厳しい修行を経験された人。

行くか行かなかじゃない。行くだけなんだ。

3 Mindsets that Connect the World | Ryojun Shionuma | TEDxTohoku

日常の中では人として大切な何かに気づけないものがある。
あえて厳しい環境に身をおくことによってその大切な何かに気づくことができるのだろうか。
動画の中では次のような言葉が出てきた。

人間として大切なモノはなにか。それは感謝の心、反省の心、そして相手を思いやる敬意の心。これらは日常だと当たり前のこと。この当たり前のことが、生きるか死ぬかの瀬戸際のところで心の奥底で実感できた。

本当に大切なモノはとてもシンプル、当たり前のことなんだけど気づかない。知識では知っているけれどもわかっていない。わかっているつもりになっている。生死をさまようような体験、そこまでいかなくてもどん底まで行くような体験をした時にやっと実感するものかもしれない。

今日友達と話していてこの2,3年間を振り返った時、あの頃の自分は鬱状態だったのかもしれない。最悪の状況から抜けだした後も低迷していた時期が長かった。最近、ここ2,3ヶ月になってようやく霧が晴れてきたような感覚になっている。
なりたくてなったわけではないけれど、必要な体験だった。体験できたからこそ感謝の心が深まったり気づきや学びが多かったりした。
もう一度同じことを体験したいとは思わない。けれど、またどこかで沈んで別の要素の体験をするのだろうとは思っている。

塩沼亮潤さんを初めて知ったのはNHKのSWITCHインタビュー。
この番組を見た時の衝撃はすごかった。頭で想像することができない。追いつかない。一瞬にして惹き込まれて食い入って見ていた。
当時録画したものが残っていたら見てみようと思う。

丁度中だるみしている時期に出会えてよかった。
ひとつひとつ丁寧にやっていこう。